工務店様(注文住宅事業)のホームページ制作現場レポート:第1回「Webマーケティングの始め方の決定」
この度、自然素材を生かした注文住宅建築業を営む工務店様が、ホームページ制作(現サイトのリニューアル)依頼を、弊社にくださいました。東京都のお客様なのですが、わざわざ大阪の、しかも郊外の羽曳野市の弊社にご依頼頂きました。誠に、感謝しかございません…。
「Webマーケティングの始め方が分からず、ホームページもどう作ればよいか分からず困っている」とのことでしたが、数度のヒアリングで課題が明確になりました。この投稿では、課題解決方法の提案内容から、ホームページ完成までレポートしていきたいと思います。
ホームページ制作相談をされたきっかけ
「ご家族の在りたい姿を丁寧にお聞きし、その暮らしを実現する住まいづくり」「素材は自然素材を必要に応じてご予算に合わせての提案」に拘った工務店様です。
欲しいのはホームページではなく、Webマーケティング(集客)の仕組み。東京では仕組みづくりまで伴走してくれる会社、志向や感性が合う会社を見つけきれなかったとのことです。
課題がわからないのが課題
ご相談時は「何が課題なのか分からない」状態でした。社長様からは次のようにお聞きしました。
- デザインが古いと思う。
- 制作して10年が経過し、現在の事業の形に合っていない。
- 反響(資料請求や見積もり依頼)は、ホームページからは、ここ数年ゼロ。
ヒアリング中は、社長様と現場の方の話が、かみ合わない感がありました。(視座の高低や役割・責任の違い等での、かみ合わない感がありました)。
課題はいつもシンプル
オンラインと訪問で合計4時間。社長様に了承を得て、現場の方のみで2時間。合計6時間のヒアリングで出た結論は、至ってシンプルでした。
- 「どのようにマーケティング活動をするのか」ということが細かくタスクレベルまで現場に落とせていない。
- 既存の方法(以前から続けているチラシのポスティングや、既存客からのご紹介)で、ある程度売上が上がっていて、そこに依存している。
つまり、「行動をしていないので、Webマーケティングの成功に近づきようがない」ということでした。
※ちなみに、社長様や上長抜きのヒアリングはとても効果的です。Webマーケティングの実行責任を負っている現場の方が本音を言いやすい。社長・上長に隠さず堂々とやることが重要。もし「こっそりしかできない関係性」では、公開後の運用で失敗します。
Webマーケティングは、失敗・失敗・失敗…その先に成功がある
当たり前で恐縮ですが、Webマーケティングは、成功したり失敗したりの繰り返しではありません。目標を決め、そこに向かって失敗、失敗、失敗…。その失敗の先に成功があります。一度成功すると、要領を掴める企業様が多いです。お客様も同意・共感されました。
よって、まず、以下の「1~4」までの伴走を、まず正式にご発注頂くことになりました。5週間で完了予定です。ここまで行うと、自ずと作るべきホームページ像が見えてきます。
- 大目標を設定し、中間目標を設定すること。
- 現状のリソースを把握すること。
- かけられる予算を明確にすること(社長に決断頂く)。
- 現場のお二人が出来ること・出来ないことを明確にすること。
- Webマーケティングの手段の提示(弊社の腕のみせどころ)。
- 手段の取捨選択をし、意思決定。
次回レポートは?
ホームページ制作現場レポートをご覧頂き、ありがとうございました!次回は「前述の1~4」を実行していきますので、そのプロセスをレポートいたします。お読み頂いた方のヒントになれば幸いです。